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楠 千里 プロフィール 

ドイツ、デュッセルドルフ生まれ。1993年よりロンドン在住。イギリスの一流校のひとつであるHarberdashers’ Ask’s女子校で音楽奨学生として学ぶ。1998年、オックスフォード大学に入学。2001年、最高位の演奏技術において贈られるGibbs Prizeを得て優等学位で卒業。大学時代にはラフマニノフのピアノ協奏曲第3番などを演奏し大きな賞賛を得る。その後、英国王立音楽院大学院課程を首席で修了。これまで、ニコラス・オースティン、ジェームズ・ギブ、ヘイミッシュ・ミルン各氏に師事。ドミトリ・バシキロフ、アレクサンダー・ザッツ、ロザリン・トューレック、オクサナ・ヤブロンスカヤ、アンドリュー・ボール、ロナルド・スティーブンソン、小川典子氏等のマスタークラスに参加。

2003年、ニューポート国際ピアノコンクールで入賞。そのほかあまたの賞、および奨学金を受ける。また、György Kürtag Festival等多くの音楽祭に出演する。これまでWigmore Hall, Purcell Room London, South Bank Centre, Duke’s Hall, Holywell Music Room, St John’s Smith Square London, Sheldonian Theatre, St.Martin-in-the-Fields in London, Balliol College Music Society, the Mendelssohn Institute in Leipzig, すみだトリフォニーホールなど名声のあるホールで数多くのリサイタルをこなす。近年、リサイタル・ツアーおよびオーケストラとの共演などソロ活動のほか、室内楽奏者としても活動に励み、Allegri String Quartetなど世界的アーティストとも共演。これまでに英BBCラジオ放送に出演し好評を博す。2004年には、アレクサンダー・イヴァシュキンに招かれたInternational Series at the Centre for Russian Music にてメトネル専攻のフランシス・ポットとレクチャー・リサイタルを共演。2007年の1月、英国パーク・レーン・グループ(PLG)の主催でSouth Bank Centre、Purcell Roomと Wigmore Hallでデビュー。その演奏は英国新聞紙上で高く評価された。

レパートリーは、バロック時代の鍵盤音楽の大家から現代音楽の作曲家におよぶ広い範囲に亘っている。クラシックへの不変の愛着というのがあるが、とりわけ後期ロマン派の作曲家による知られざる作品の探究にも積極的に取り組む。また現代音楽についても心血を注いでいる。これまでに何人かの指導的な作曲家と共同で仕事をしており、ジャスティン・コノリーのSonatina in Five Etudesの演奏は、作曲家本人から称賛を受ける。特にロナルド・スティーブンソンの音楽には強い興味持ち、作曲家指導の下いくつかの作品を学ぶ。スティーブンソンから Nine Haiku、また作曲家のデヴィド・ハックブリッジ・ジョンソンからもいくつかの作品を授かった。

2010年に Russian Romantic Piano Musicのピアノ作品集を Quartz Music によりCD録音される予定。情熱的な強さ、感受性豊か、そして繊細な技巧と詩的センスを持ち合わせた演奏が特徴である。今後の活躍が注目される若手ピアニストである。